紙丑堂の業務日誌

ぼんやりしがち

2022年のごあいさつ・NWHなど

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原題はMerantauなので、実は虎いっさい関係ないんだな
■抱負とか

遅ればせながら、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
拍手、ありがとうございます!
今年はもう少し書きたいですが、そのためにちゃんと読むことをしたいとおもっています。って毎年言ってないかなコレ。
あとエルデの王になりたい。

『ザ・タイガーキッド 旅立ちの鉄拳』は、もうひとりの(また別の)スパイダーマンの話として観ることもできるな、とおもって選びました。*1

■NWH

NWH観ました。最初の感想はこれ。(リンク先はすべてネタバレなのでご注意ください)
とにかく「強い」物語と文脈の嵐で、なにか筋道を立てて考えることを拒絶するパワーを持っていた作品だったようにおもいます。
当然のように私もやられてしまって、一週間ほどウワウワしていました。少しずつ波がひき、冷静になりつつある今は、あの激情と映画としてどうだったのかを分けて考えたいという欲求と、もしかして今作はそれが不可能なのではないかという疑念、そして不可能であることはアリかナシかで「むむむ」となっているところです。
あるキャラクター/演者の顔をスクリーン上で観ることで喚起される記憶や感情は映画の悦びの大切な要素のはずなので、まあ映画としても良かったんじゃないかとか、そうはいってもストーリーに重きが置かれすぎだし、情動ドリヴンの極致でさすがにヤバいんじゃないかとか、そもそも私は『本当に』これが観たかったのか、とか、考えたいことは尽きません。
MCUはもはや映画として考えない方がいいと言ってる評論家もいて、それはそのとおりだなとは思うんですが。巨大な遊園地とどう付き合うか、自分なりの態度を模索しているところ……なのかな。

■ともあれ

綺麗事でもまったくかまわない、すべての人にとって“良い“一年となりますように。

*1:以前のBlogでは、毎年初に干支にちなんだ映画の画像をはりつけて遊んでいたので、踏襲してみました